ウイスキー用語辞典

📖 ウイスキー用語辞典

ウイスキーを深く楽しむための用語を、製造から飲み方までカテゴリ別にまとめました。検索や絞り込みで探せます。

98語
アイラ 産地
Islay

スコットランド西部の島。ピートを効かせた強くスモーキーな銘柄で知られる。

アイランズ 産地
Islands

アイラ以外のスコットランドの島々。オークニー、スカイ、ジュラなど。潮の香りを帯びた個性豊かな酒質。

アンゴラ角度 製造
Lyne Arm Angle

ポットスチルから伸びるラインアームの角度。上向きなら重い成分が戻って軽やかに、下向きなら濃厚な酒質になる。

アンチルフィルタード 表記・制度
Non-Chill Filtered

冷却濾過を行わない製品。風味成分が残り、加水で白濁することがある。

エイジステートメント 表記・制度
Age Statement

ラベルの熟成年数表示。「12年」は最低12年熟成の原酒使用を意味する。

エンジェルズシェア 樽・熟成
Angel's Share

熟成中に樽から蒸発して失われる分。「天使の分け前」と呼ばれる。

エンジェルズシェア 樽・熟成
Angel's Share

熟成中に樽から蒸発して失われる分。スコットランドでは年2%前後、気候の暑い地域ではさらに多い。

オイリー テイスティング
Oily

油のようにとろりとした口当たり。ラガヴーリンやクライヌリッシュなどで語られる。

大麦 原料
Barley

モルトウイスキーの主原料となる穀物。品種により収量や風味が異なる。

オフィシャル 表記・制度
Official Bottling

蒸留所(正規メーカー)自身がリリースする正規ボトル。

オフィシャルボトル 分類・種類
Official Bottling

蒸溜所やその親会社が自ら販売する製品。定番品として品質が安定している。

加水 飲み方
Adding Water

数滴の水を加えて香味を開かせる方法。テイスティングでよく用いる。

カスクストレングス 表記・制度
Cask Strength

樽出しのまま加水せず瓶詰めした高アルコール(概ね55〜65度)のウイスキー。

カスクストレングス 表記・制度
Cask Strength

加水せず樽出しの度数で瓶詰めした製品。多くは50〜60%台。

キャンベルタウン 産地
Campbeltown

かつて栄えた小さな産地。塩気とオイリーさのある個性的な酒質。

キャンベルタウン 産地
Campbeltown

スコットランド西部の産地。かつて30以上の蒸溜所が並んだ港町で、現在は3つ。塩気とオイリーさが特徴。

禁酒法 歴史・文化
Prohibition

1920〜1933年に米国で実施された酒類の製造・販売の禁止。多くの蒸溜所が閉鎖し、業界の地図が塗り替わった。

グレンケアン バー・道具
Glencairn Glass

ウイスキー用に設計されたテイスティンググラス。すぼまった口が香りを集める。

グレーン 原料
Grain

トウモロコシや小麦などの穀物。連続式蒸留でグレーンウイスキーになる。

グレーンウイスキー 分類・種類
Grain Whisky

グレーンを主原料に連続式蒸留で造る軽やかなウイスキー。ブレンドの土台になる。

ケンタッキー 産地
Kentucky

バーボンの主産地。石灰岩で濾過された硬水と、寒暖差の大きい気候が熟成を促す。

酵母 原料
Yeast

発酵を担う微生物。菌株の違いが生成される香味成分に影響する。

コーン 原料
Corn

トウモロコシ。バーボンは原料の51%以上がコーンと定められている。

サワーマッシュ 製造
Sour Mash

前回の蒸留後の液(バックセット)を仕込みに加える手法。pHを下げ雑菌を抑え、味を安定させる。バーボンで一般的。

シェリー香 テイスティング
Sherry Note

シェリー樽由来のレーズン、ドライフィグ、チョコレートを思わせる甘く濃厚な香り。

シェリー樽 樽・熟成
Sherry Cask

シェリー酒の熟成に使われた樽。レーズンやドライフルーツのような甘く濃厚な風味を与える。

仕込み水 製造
Process Water

糖化や加水に使う水。硬度や水質がウイスキーの味わいに影響する。

シングルカスク 分類・種類
Single Cask

1つの樽だけから瓶詰めしたウイスキー。樽ごとの個性が楽しめる。

シングルカスク 表記・制度
Single Cask

単一の樽から瓶詰めした製品。樽番号や本数が記載されることが多い。

シングルモルト 分類・種類
Single Malt

単一の蒸留所のモルトウイスキーのみを瓶詰めしたもの。蒸留所の個性が最もよく表れる。

ジガー バー・道具
Jigger

酒量を計る砂時計型の器具。30mlと45mlの組み合わせが一般的。

熟成 樽・熟成
Maturation / Aging

原酒を樽で寝かせる工程。木材成分が溶け出し、色・香り・まろやかさが生まれる。

蒸留 製造
Distillation

発酵した液体を加熱し、沸点の差を利用してアルコール分を濃縮する工程。

ステアリング バー・道具
Stirring

ミキシンググラスの中でバースプーンを使い、静かに混ぜる技法。

ストレート 飲み方
Neat

何も加えず常温でそのまま味わう飲み方。原酒本来の風味を楽しめる。

スペイサイド 産地
Speyside

蒸留所が最も密集するスコッチの銘醸地。華やかでフルーティーな酒質が多い。

スペイサイド 産地
Speyside

スコットランド最大の産地。スペイ川流域に50以上の蒸溜所が集まり、華やかで果実味豊かな酒質が多い。

スモールバッチ 表記・制度
Small Batch

少数の樽を選んで混和した製品。明確な定義はなく、造り手の裁量による。

チェイサー 飲み方
Chaser

強い酒の合間に飲む水などの飲み物。口をリセットし悪酔いを防ぐ。

チェイサー 飲み方
Chaser

ウイスキーの合間に飲む水。味覚をリセットし、悪酔いを防ぐ。

チャー 樽・熟成
Char

樽の内側を強く焦がすこと。バーボン樽に必須の工程で、甘みやスモーキーさを生む。

チャー 樽・熟成
Char

樽の内側を強い火で焦がす処理。焦げ層が雑味を吸着し、バニラやカラメルの甘い風味を与える。

テネシーウイスキー 分類・種類
Tennessee Whiskey

テネシー州で造られ、チャコール(木炭)で濾過する工程を経たウイスキー。

糖化 製造
Mashing

粉砕した麦芽を温水と混ぜ、でんぷんを糖に変えて麦汁(ウォート)を得る工程。

トワイスアップ 飲み方
Twice Up

ウイスキーと常温の水を1:1で割る飲み方。香りが開きやすい。

トワイスアップ 飲み方
Twice Up

ウイスキーと常温の水を1対1で割る飲み方。香りが最も開くとされ、テイスティングの基本形。

トースト 樽・熟成
Toast

樽の内側を弱火でじっくり炙る処理。チャーより穏やかで、スパイスやナッツの香りが出る。

ナチュラルカラー 表記・制度
Natural Colour

カラメル色素による着色を行っていないこと。樽由来そのままの色。

ニューポット 製造
New Make Spirit

蒸留直後の熟成前の無色透明な原酒。樽熟成を経てウイスキーになる。

ノンエイジ 表記・制度
NAS

熟成年数を表示しないウイスキー。年数に縛られず柔軟にブレンドできる。

ノンエイジ 表記・制度
No Age Statement

熟成年数を表示しない製品。若い原酒と長熟原酒を組み合わせ、味の設計で勝負する。

ノンチルフィルタード 表記・制度
Non-Chill Filtered

冷却濾過を行わない製法。風味成分を残すが、低温で白濁することがある。

ノーズ テイスティング
Nose

グラスから立ち上る香りを鼻でとること。またはその香りそのもの。

ハイボール 飲み方
Highball

ウイスキーを炭酸水で割った飲み方。爽快で食事に合わせやすい。

ハイボール 飲み方
Highball

ウイスキーを炭酸水で割った飲み方。日本で広く親しまれ、食中酒としても定着している。

ハイランド 産地
Highland

スコットランド北部の広大な産地。力強いものから軽快なものまで幅広い。

発酵 製造
Fermentation

麦汁に酵母を加え、糖をアルコールと二酸化炭素に変える工程。ウォッシュができる。

ハーフロック 飲み方
Half Rock

氷を入れたグラスにウイスキーと水を同量注ぐ飲み方。ロックより飲みやすい。

バット 樽・熟成
Butt

約500Lの大型樽。シェリー樽に多いサイズで、ゆっくりと熟成が進む。

バーボン 分類・種類
Bourbon

コーン51%以上を原料に、内側を焦がした新樽で熟成するアメリカンウイスキー。

バーボン樽 樽・熟成
Bourbon Cask

バーボンの熟成に使われたアメリカンオークの樽。バニラやハチミツのような甘い香りが特徴。

パレット テイスティング
Palate

口に含んだときに感じる味わい・風味の印象。

ピーティ テイスティング
Peaty

ピート由来の煙のような香り。正露丸や磯の香りに例えられることも。

ピート 原料
Peat

泥炭。麦芽の乾燥に焚くとスモーキーな香りが付く。含有量はフェノール値(PPM)で表す。

ファーストフィル 樽・熟成
First Fill

前酒の熟成後、初めてウイスキー熟成に使う樽。木の成分が強く出る。

フィニッシュ 樽・熟成
Finish

主たる熟成の後、別の樽で追加熟成する後熟。シェリーカスクフィニッシュなど。

フィニッシュ 樽・熟成
Finishing

熟成の仕上げに別の樽へ移し替えること。ポートやラムの樽で数か月置き、風味に厚みを加える。

フェノール値 テイスティング
Phenol / PPM

ピートによるスモーキーさの指標。数値(PPM)が高いほど強くスモーキー。

フロアモルティング 製造
Floor Malting

大麦を床に広げ、人手で撹拌しながら発芽させる伝統的な製麦。現在も続ける蒸溜所は少数。

ブレンデッド 分類・種類
Blended

複数蒸留所のモルトとグレーンをブレンドしたもの。バランスが良く飲みやすい。

ブレンデッドモルト 分類・種類
Blended Malt

複数蒸留所のモルトのみをブレンドしたもの。グレーンは含まない。

閉鎖蒸溜所 歴史・文化
Silent Distillery

稼働を終えた蒸溜所。ポートエレンやブローラなど、残された原酒が高値で取引される。

ホグスヘッド 樽・熟成
Hogshead

約250Lの樽。バーボン樽を組み替えて作られることが多い。

ボディ テイスティング
Body

口当たりの重さ・厚み。フルボディ、ライトボディなどで表す。

ボディ テイスティング
Body

口に含んだときの重さや厚み。ライト・ミディアム・フルと表現される。

ボトラーズ 表記・制度
Independent Bottler

蒸留所から原酒を仕入れて独自に瓶詰めする独立瓶詰業者。

ボトラーズ 分類・種類
Independent Bottler

蒸溜所から樽を買い付けて独自に瓶詰めする業者。ゴードン&マクファイル、シグナトリーなどが知られる。

ボトルドインボンド 表記・制度
Bottled in Bond

米国の法定基準。単一蒸溜所・同一蒸留期・4年以上熟成・50%での瓶詰めを満たす。

ポットスチル 製造
Pot Still

単式蒸留器。バッチごとに蒸留し、原料由来の豊かな風味が残りやすい。モルトウイスキーに用いられる。

マスターブレンダー 歴史・文化
Master Blender

原酒を選び、配合を決める責任者。ブレンデッドの味を設計する要の職人。

ミストスタイル 飲み方
Mist

クラッシュドアイスを詰めたグラスに注ぐ飲み方。冷たさと徐々に進む加水を楽しむ。

ミズナラ樽 樽・熟成
Mizunara Oak

日本固有のナラ材の樽。伽羅や白檀のような独特の香木感を与える。希少で加工が難しい。

ミドルカット 製造
Middle Cut

蒸留中の液体からヘッド(前留)とテール(後留)を切り離し、良質なハート(中留)だけを取り出すこと。

メディシナル テイスティング
Medicinal

正露丸や消毒液を思わせる香り。強くピートを焚いたアイラモルトの特徴とされる。

モルト 原料
Malt

大麦を発芽・乾燥させた麦芽。シングルモルトの主原料。

余韻 テイスティング
Finish

飲み込んだ後に口や喉に残る風味や感覚。長い・短いなどで表現する。

フィニッシュ(余韻) テイスティング
Finish

飲み込んだあとに口や鼻に残る風味と、その長さ。短い・中程度・長いと表現する。

ライ 原料
Rye

ライ麦。スパイシーでドライな風味を与える。ライウイスキーの主原料。

ライウイスキー 分類・種類
Rye Whiskey

ライ麦51%以上を原料とするウイスキー。スパイシーでドライな味わい。

リフィル 樽・熟成
Refill

2回目以降に使う樽。樽の影響が穏やかで原酒の個性が出やすい。

リフィル樽 樽・熟成
Refill Cask

2回目以降の熟成に使う樽。木の影響が穏やかで、原酒本来の個性が生きる。

連続式蒸留機 製造
Column / Patent Still

連続的に蒸留する装置。高純度でクリーンな酒質になり、グレーンウイスキーの製造に使われる。

ロック 飲み方
On the Rocks

大きめの氷を入れて冷やして飲む方法。時間とともに変化する味を楽しむ。

ローランド 産地
Lowland

スコットランド南部の産地。軽快でソフト、3回蒸留の伝統も残る。

ローランド 産地
Lowland

スコットランド南部の産地。3回蒸留の伝統があり、軽やかで穏やかな酒質が多い。

ワームタブ 製造
Worm Tub

屋外の水槽に沈めた蛇管で蒸気を冷やす旧式の冷却装置。銅との接触が少なく、重厚で肉厚な酒質になりやすい。

ワールドウイスキー 分類・種類
World Whisky

5大産地以外で造られるウイスキーの総称。台湾・インド・イスラエルなど、近年評価が高まっている。

ヴァッティング 樽・熟成
Vatting

複数の樽の原酒を混ぜ合わせること。味を整え、製品としての一貫性を保つ。